2014年7月3日木曜日

ワールド・カップ: 我がコスタリカ・チーム万歳!

美男ツーカン鳥と美女ブルーモーフォ蝶
What a beautiful King!

6月29日のワールド・カップ(World Cup)はコスタリカ対ギリシャのサッカー対決だ。国民全体が期待感で盛り上がっている。巷では「我々ティコ《コスタリカ人男性の意味》チームが勝つ!」との会話で一杯だった。
普段はスポーツ観戦には全く興味の無い私だけれど、6月29日は息子の塾(はい、コスタリカにも大学受験用の塾はあるのです)の場所確認のため、普段は乗る事のないバスで首都サンホセ市を通り、ラ・パース公園(Parque La Paz)まで行く事になった。その途上、サンホセ市の反対側にあるサバナ公園付近に着いたら、何と通常のバス通りであるパセオ・コロン通りが通行止めになっており、そこでは今回のワールド・カップの応援のために多様な仮装ショーを積んだ車やトラックでのパレードがあり、すごい人だかりだった。
家族連れ、恋人同士、友人達、親子、外国人、出店の店員達、交通整理の警官など、パレードのため交通止めになった道路は人混み天国だった。「自国にいて幸せ感を感ずる国民」で世界で一位のコスタリカ。彼らの自国に対する愛情はどのコスタリカ人に訊いても同じ答えが返ってくる。「コスタリカって最高だよ!」「アメリカで市民権をとったけど、やっぱり故郷のコスタリカがいいから帰ってきた!」「コスタリカ、万歳!」「ブラ・ビダ!」そういう感じが伝わってくるパレード天国の首都サンホセだった。ワールド・カップの中間レベルでの試合があるということで、試合前に国を挙げての応援のために首都の主要交通道路がパレード天国に変わってしまうような国に私達家族は移住したのだ。
ヤシの木のManuel Antonio Group
私達のバスはサンホセ市には着いたものの、通常のバス路線がパレードで通行止めのため、週末のみアルバイトで運転するというバスの運転手は、期待せずに発生したこのような緊急事態において、コカ・コーラと呼ばれる最終バス・ターミナルへの行き方が判らず、見知らぬ道路を何度も何度も循環していた。それを見て、私の隣に座っていた60才台のおばちゃんが運転手にあれこれと指図をし、違う道順を教え、本来なら5分でいける所を35分かけてようやくコカ・コーラ・ターミナルに到着したのは午後1時位だった。
顔にも国旗をの誇り!
そこから、塾のあるラ・パース公園へ行くためのバス停を探すのにまた一苦労。さっきのおばちゃんに聞いたら一緒に来いと言うので、ついて行ったら、何と、彼女が行くグワダルーペ行きのバス停で、「ああ、あんた達の行きたい所はここじゃないから、どこか向こうへ行って、誰かに聞いてみたら?」と言う。「知らないのなら、最初から知らないって言ってよ!」という気持ちはもちろん表さず、感謝の言葉で別れを告げる。「コスタリカ人は、知らなくても知っているかのように言う。」という事を何度文献で読んだだろうか。「助けたいという気持ちなのだろうから、その気持ちだけを頂いておきましょう。」などと思える位に私はコスタリカに来て成長したようだ。
何人かの人に尋ね、一キロ位歩いて次のバス停を見つけるまでの間も、やはり主要道路はパレードとその観客で一杯。聞くと今日のコスタリカ対ギリシャ戦は午後2時から始まるという。だから、このパレードも2時までやるので、それまではバスの路線も変更になるから、ラ・パース公園に行くのならParque CAJAから行くようにと言われた。そこでも、色々な人達が集まって、今日の対戦を楽しみにしている。
目的地のラ・パース公園付近にある塾を確認後、お腹がすいた私達は普段なら絶対入らないだろうバーガー・キングBurger Kingに入った。入店したら、何と、従業員やそのボス、客の全員がテレビにくぎ付けになっていた。ちょうど、2時の試合開始の時だった。サッカーの観戦などしたことのない私。一見簡単そうに見えるゴールにボールを入れる事がいかに大変なのかを知った。30分位そこで食べながらテレビを見ていたが、点数は依然として0対0。
Naked King?
La Paz 公園に到着
国旗やシャツを売る屋台業者
コカコーラのバス・ターミナルに戻ったちょうどその時、向かい側のレストランから響き割れるような歓喜の声があがり、回りの人間は飛び上がり、ギャーギャーと喜んでいる。息子に聞くと、「きっとコスタリカがゴールを決めたんだよ!」と言うので、好奇心旺盛な私はそのレストランに入り、コーヒーをたのみ、テレビに見入ったら、息子の言うとおり、1対0でコスタリカがゴールを決めたのだった。この時、私も飛び上がって喜んでしまった。
このままコスタリカが逃げ切ってくれればいいな~と思いながら帰途のバスの中で本を読み始めたものの、眠りから覚めて気がついたらもう既にアテナス周辺まで来ており、本のページは開始時と同じだった。アテナスの中央公園でバスを降り、キャッシュ・カードで現金を引き出し、スポーツ・バーDon Tadeo Clubを眺めると、そこは人だかりで、コスタリカの旗や、コスタリカを表すTシャツをきた人達がクラブの内外で騒がしい。もう午後4時過ぎなので、試合は終わっているはずなのに。。。もしかしたら、ギリシャも点数を入れたのだろうか?クラブ内に入って見ると、その通り、1対1で、今は延長戦だという。
バーの客は勝利を信じてビールを飲む
各家庭でも喜びの応援を!
テレビに見入る
息子はビール、私は水のボトル、そして鳥の唐揚げなどを注文しテレビに見入る。試合開始時には沢山の外国人がテーブルに陣取っていたらしいが、延長戦のこの時間帯ではその殆どがコスタリカ人だった。外国人は息子、私、そして友人G氏だけのようだった。なかなか、ゴールできない両チーム。そろそろ5時位になっているので、帰ろうかなあと思っていたら、両チームの5選手がゴールへのキックをするという運びになったらしい。両チームの選手5人各自がゴール・キック(?)を試みるわけだが、普段には経験しないような緊迫感。コスタリカ側は4人全員がゴールを決めた!次は4人目のギリシャ側選手のゴールの試みだ。何という緊迫感!ところが、コスタリカ側のゴール・キーパーが、お見事、お見事、そのボールをキャッチしたのだった!「エイ、エイ、エイ!我々ティコ・チーム万歳!」
クラブ内外で皆で歓喜の声援!「やった、やった!」「コスタリカ万歳!」「次は優勝戦だ。優勝するんだ!」と、辺りかまわず皆で喜びあった。握手したり、抱き合ったりと、それはそれは感激に満ちたシーンだった。私もギャーギャーとわめき、知らない人達と抱き合い、何か自分がコスタリカ人になったような不思議な気持、高揚感の体験だった。
クラクションを鳴らす長蛇の車
アテナス市教会前でのピックアップの喜び
ヤッタ!我が国の誇り!
外に出ると、これまたすごいシーン。道路が車で一杯で、多くの車が国旗をぶら下げたり、運転手や乗客が国旗をあらわすシャツや服や帽子を身につけて、窓から体を出している。立て続けにクラクションを「ピー、ピ、ピ、ピー」というメロディーで鳴らし続けるので、街中が騒がしい、お祭り気分。私達も早速自分の車を取りに行って、これらの車の列に入り込み、クラクションをガンガン鳴らし、そして彼らのように「オー、エイ・エイ・エイ、ティコーズ、ティコーズ」と何度も何度も、喉が枯れてしまうまで歌って興奮している母親をみる20歳の我が息子は呆れかえっているようだった。
私が息子の年齢だったら、やっぱりこういう母親を持つとチョッと恥ずかしいだろうなとは思うもの、それでも行動を変えない母親。今回のブログに掲載している写真は、そういう母親を持つ息子をせっついて取らせたものだ。
さて、今週の土曜日7月5日の午後2時から、コスタリカ対オランダ戦があります。この試合の時は、アテナス市の郊外地にある別のバーLa Fortuna(幸運という意味)に行って、友人達とその周辺の地域の人達と皆でテレビを通して応援する約束をしています。Viva Costa Rica! コスタリカ・チーム万歳!と言えるように!皆さん、一緒に応援し、祈りましょう!

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